2013年10月04日

「制約の中の自己表現」的手法の作詞です。

かつて、シンセサイザーという技術が世の中に現れたとき、この新しい電子楽器を用いて音楽の地平を切り拓いた冨田勲が、印象深い言葉を残しています。

「音のパレット」と呼ぶべきシンセサイザーの出現によって、画家が絵の具を混ぜ合わせ、好きな「色」を作り出すように、我々音楽家も、自由に好きな「音」を作り出せるようになった。
この言葉通り、冨田勲は、電子機器を使って、様々な楽器の音を創作し、ホルストの『惑星』など、大編成のオーケストラの楽曲をも、見事に演奏しました。

しかし、我々は、彼の数々の素晴らしい作品を味わうとき、その作品に感動する一方で、もう一つの素朴な真実に気がつきます。
シンセサイザーの出現によって、どれほど自由に「音」を作り出せるようになっても、古くからあるピアノやバイオリンなど、音の種類に「制約」のある楽器は、決して無くならない。

そして、その意味を考えるとき、我々は、大切なことを理解します。

アートの本質とは、「制約」の中での自己表現である。
そして、もしそれが、アートの本質ならば、我々の「人生」もまた、一つのアートである。

そのことを、理解するのです。
-----田坂広志著「自分であり続けるために」-----

山崎好詩未、新名悠人のクレジットが入る作品は全て、歌メロもほぼ決まった状態のデモに対し、まったく白紙の状態から作詞をしているので、かなり限られた制約の中での自己表現であると言い切れるでしょう。

だから僕に限っては、突然死んだって遺作になるような言葉は残していませんので、常に全力です。


posted by 新名悠人 at 20:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月03日

時を超えて。

20年前に聴いたSPIRAL LIFEのデビューアルバム「FURTHER ALONG」。

当時の僕はロックやパンクの音を好んで聴いていた中、このアルバムで彼らの放った美しいメロディーやハーモニー、洋楽へのオマージュを感じさせるサウンドは、ある意味鮮烈に、急速に当時の僕の音楽の世界を拡げてくれた、今思えばとても重要な、青春の一枚でした。(ストリングス含めた生音の贅沢な音は一聴もの)

そして今日(フラゲです)、そのアルバムが20周年を記念して、メンバーであった石田小吉師の手によってリミックスアルバムとしてリリースされました。

きちんちiPodの中に常にある彼らの音楽でしたが、まさかSPIRAL LIFEの新譜が聴けると知って、久しぶりににリリースが待ち遠しかったアルバムなのでありました。

そして現在、拝聴させていただいて数周・・・こういう種のアルバムは、リミックスされ過ぎていて何だか期待はずれなこともあるんですが、当時でも完成度の高かった名盤の楽曲達は、石田師の原曲への愛を注がれて、僕の期待と想像以上に、幾つもの音の粒子が磨き、選ばれ抜かれ、鮮やかなまでに新たな輝きを放っていたのです・・・まさに感無量・・・。

石田小吉さん、車谷浩司さん、発売までに様々なジャッジをなさった関係各位には心から感謝を。

音楽ってやっぱり時を超える魔法でもあるなって。

また今度ゆっくり、その魔法を通じて、大切な思い出を探す旅に出よう…。


石田ショーキチ(石田小吉さんの活動)
http://scudelia.net/

Laika Came Back(車谷浩司さんの活動)
http://laikacameback.blogspot.jp/

1237919_510547665687461_1190679197_n.jpg
posted by 新名悠人 at 13:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月25日

2ndアルバム「Summer Spur」リリース。

昨日“なついろ"2ndAL「Summer Spur」がリリースされました。

豪華な作家陣の楽曲&編曲は無論聴き処満載。

9/12曲の作詞に携わらせて頂き、仕上がりを見届けた作品は、前作より“なついろ”が目指すべき方向性や可能性が感じ取れる作品に仕上がったのではと、手応えを感じています。

“なついろ”に関しては作詞だけにとどまらず、精魂込めて、持てる全てを注ぎ込む所存。でも意識はは次の作品や今後の展開に。

いつくかの仕掛けやクリエイティブなアイデアが、点と点を繋ぐように、パズルを組み合わすように・・・こりゃあもう考えるだけでアドレナリンが溢れ出すほど・・・。はっきり言って勝算ありです。だから止まってなんていられません。

話が飛んじゃいましたが、とにかく今は、聴いて頂いた人にとって、“なついろ”の音楽が日常の中で流れる音楽となり、何かしら心情を重ね合わせることができ、聴く人自身の音楽となり得れば幸いです。
posted by 新名悠人 at 11:46| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。